母乳やミルクを飲んでくれないと、ママ・パパとしては不安になりますよね。赤ちゃんが、母乳やミルクを飲まなくなるのは、体勢、タイミング、ミルク自体の味・温度など様々な原因が考えられます。今回の記事では、母乳・ミルクを飲まなくなる原因とその対象方法をご紹介します。
赤ちゃんの飲みやすい体勢・タイミングの準備の問題
ミルクを飲まない原因は、赤ちゃんによってさまざまです。まずは原因が何かを特定して、対応しましょう。原因として多いことを紹介するので、参考にしてみてください。
理由1:落ち着かない環境になっている
赤ちゃんが他のことに興味が向いてしまっているとき、ミルクを飲まないことがあります。例えば、授乳をする際、携帯から音や動画が流れていることはりませんか?音や映像が気になってミルクを飲みづらくなっているかもしれません。周囲の環境に加え、授乳をする際には、赤ちゃんもママ・パパも授乳しやすい体勢や環境を作ることがポイントです。授乳クッションを使うといつも同じ体勢を作りやすくなります。
理由2:授乳のタイミングでお腹が減っていない
授乳のタイミングを記録していますか?お腹が減っていないと嫌がるのは当然です。授乳記録を付けて、時間を置いて試してみましょう。
ミルク・哺乳びんの準備の問題
理由3:ミルクの温度が合っていない
ミルクを使っている場合、ミルクの温度には要注意です。ミルクの温度が熱すぎたり、逆に冷たすぎたりすると、嫌がる原因となります。温度調整が難しい場合、調乳器を使って一定の温度で授乳できるようにしましょう。
理由4:味がいつもと違う/好みではない
母乳授乳の場合、ママの食事や体調により、味が変わることがあります。授乳期は脂っこいものや甘いものはできるだけ避け、バランスの良い食生活を心がけましょう。特に、鉄分・カルシウム・葉酸を摂取することをおすすめします。
乳児用ミルクを使っている場合、単純に味が好みではないという可能性もあります。この場合、違うメーカーのミルクを試してみてはいかがでしょうか。
理由5:乳頭混乱を起こしている
哺乳びんでミルクをあげている場合、乳頭混乱が原因で母乳を飲まない可能性があります。乳頭混乱は、混合育児の場合に発生しやすく、哺乳びんのほうが、母乳よりもミルクを吸いやすいことが理由と考えられています。こういった場合、哺乳びんの乳首を変えることをおすすめします。乳頭混乱を起こしている赤ちゃんにはしっかりと吸い付かないとミルクが出てこないタイプを使ってみてください。母乳と哺乳びんを同じ感覚にすることで解消することが可能です。
乳頭混乱でなくても、乳首の形が合わなくなってミルクを飲まなくなることがあります。成長に合わせて形を変えることで解消できることもあるので、試してみてください。
様々な理由が考えられるため、一つ一つ原因を紐解いていくことが重要
母乳・幼児用ミルクを飲んでくれない理由は、さまざまあるため、一つ一つ原因を紐解いていきながら、たくさん飲んでくれるように工夫してみましょう。
※この記事は民間の保健師が監修を行っており、 医療や健康に関する情報が含まれています。
しかし、この記事の情報は一般的な知識やアドバイスを提供するものであり、必ずしも全ての状況や個人に当てはまるとは限りません。
そのため、この記事の内容を参考にする際には、信頼できる医療機関やかかりつけの医師に確認し、 専門家の指導を受けることをお勧めします。