赤ちゃんが動くようになると心配事も増えますよね。特に赤ちゃんが寝返りを始める時期と、つかまり立ちを始める時期では、必要な安全対策が異なってきます。今回の記事では、それぞれどのような事故が起こる可能性があり、どのような安全対策が必要かを解説します。
寝返りにより発生する事故例と対処法
寝返りの事故例
寝返りができるようになった赤ちゃんは、自由に体を動かせるようになり、いろいろなことに興味を示します。しかし、寝返りには思わぬリスクも伴います。
うつぶせによる窒息事故
赤ちゃんがうつぶせの状態で寝返りをした場合、顔が布団や枕に埋まってしまうことで、呼吸ができなくなる危険があります。特に布団が柔らかすぎたり、周囲にぬいぐるみや毛布があると、窒息のリスクが高まります。
ベッドからの転落事故
ベッドやソファの上で寝返りをすると、思わぬ方向に転がって落下することがあります。特に高さのあるベッドからの転落は、頭部や体に大きな衝撃が加わるため、頭や顔にケガを負うリスクが伴います。
事故を防ぐためにすべきこと
うつぶせによる窒息事故を防止するために、寝返り防止クッションを設置することが考えられます。また、赤ちゃんの安全のために、ベビーベッドの柵をしっかりと閉じることは非常に重要です。柵を閉じることで、赤ちゃんがベッドの端まで移動した際にも安全が確保され、落下を防ぐことができます。ベビーベッドの柵は定期的にロック状態を確認し、しっかりと固定されているか確認しましょう。赤ちゃんが成長してつかまり立ちを始めた場合には、さらに柵の高さやロック機能が適切か見直すことも大切です。赤ちゃんの安全な睡眠環境を守るために、ベビーベッドの柵をきちんと閉じる習慣をつけましょう。
寝返り防止クッションやベビーベッドの柵は事故防止に役立ちますが、完全な安全を保証するものではありません。親が適切な対策を講じつつ、こまめに赤ちゃんを見守ることが重要です。赤ちゃんが安心して成長できる環境を整えましょう!
つかまり立ちを始めたことによる事故例と対処法
つかまり立ちによる事故例
家具にぶつかってしまうケガ
つかまり立ちをしながら手を離したり、つかまる位置がずれたりすると、バランスを崩して転倒することがあります。家具にぶつかったり、尖った部分に頭をぶつけたりすると、ケガの原因となります。
引き出しや棚に指や手を挟むケガ
興味を持って引き出しや棚に手をかけると、勢いで引き出しが出てきたり、家具自体が倒れることもあります。家具に手をかけている時に家具が動いたりすると、指や手が挟まる危険もあります。
事故を防ぐためにすべきこと
家具にストッパーを設置し、転倒防止を徹底する
背の高い家具には、転倒防止用のストッパーや固定具を使用して、壁にしっかりと固定することで、つかまり立ちの際の不意の転倒を防げます。
また、引き出しを開ける際の店頭を防止する為、ロックをかけるなど、赤ちゃんが開けられない工夫も重要です。
寝返りやつかまり立ちで発生する事故を知って、事前に対策しましょう
この記事は、民間の保健師が監修を行っており、 医療や健康に関する情報が含まれています。
しかし、この記事の情報は一般的な知識やアドバイスを提供するものであり、必ずしも全ての状況や個人に当てはまるとは限りません。
そのため、この記事の内容を参考にする際には、信頼できる医療機関やかかりつけの医師に確認し、 専門家の指導を受けることをお勧めします。