寒くなってくると、乾燥が気になってきますね。大人でも気になる乾燥は、赤ちゃんにとっても油断大敵です。赤ちゃんの肌は敏感で乾燥しやすく、肌荒れすると、我慢できず掻くことで悪化してしまいます。今回の記事では乾燥による肌荒れを防ぐための対策を解説します。
赤ちゃんは生まれてすぐ保湿が必要!
赤ちゃんの肌は大人よりも薄く、水分を保持する力も弱いため乾燥しやすいです。特に冬は空気が乾燥しているため、皮膚から水分が蒸発しやすく、放置すると乾燥肌やカサつきが目立ってしまいます。肌が乾ききる前に日々の保湿ケアで潤いを与え、皮膚を乾燥から守ることが大切です。
赤ちゃんの肌が乾燥すると、湿疹やかゆみ、赤みといった肌トラブルが発生しやすくなります。乾燥した肌はバリア機能が弱まり、外部からの刺激やアレルゲンに敏感に反応してしまいます。これを防ぐには、毎日入浴後に保湿剤を十分に塗り、肌に潤いをしっかり閉じ込めることが重要です。顔や手足の露出しやすい部分も重点的にケアすると、肌荒れ予防につながります。
保湿剤の選び方と保湿のタイミング
保湿剤は毎日使いやすいものを選ぼう
保湿剤には、ローション、クリーム、オイルなどの種類があります。それぞれの特徴を活かし、家族のライフスタイルや赤ちゃんの肌の状態に合うものを選ぶと良いでしょう。
ローションは軽めの使用感で、朝やお出かけ前にも手軽に使いやすいですが、乾燥が強い時は保湿力が弱くなる場合もあります。
クリームはしっとり感が続き、乾燥が気になる部分にしっかりと塗りたいときに便利です。
オイルは特に乾燥がひどい部位に少量使うと効果的ですが、肌に合わない場合は避けましょう。
保湿剤は入浴後にすぐ塗ろう
お風呂から上がった後は、肌が最も乾燥しやすいタイミングです。タオルで軽く拭いたら、すぐに保湿剤を塗りましょう。入浴後10分以内に保湿することで、肌に水分を閉じ込める効果が高まります。また、外出後やおむつ替えの際など、乾燥が気になるときにも少量の保湿剤を塗ると、乾燥を防げます。使用してく中で、肌に合わない場合は使用をやめることも検討しましょう。
日常生活から徹底的な保湿を
赤ちゃんの肌を守るためには、保湿ケアだけでなく、生活環境の湿度管理も大切です。適切な湿度を保つことで、肌の乾燥を防ぐだけでなく、快適で清潔な環境を作ることができます。
室内の湿度を50-60%以上に保つ
冬の室内は暖房の影響で乾燥しやすく、赤ちゃんの肌や喉に負担がかかりやすいです。乾燥を防ぐためには、室内の湿度を50〜60%に保つことが理想的です。この湿度が保たれることで、肌の水分が失われにくく、肌のバリア機能が維持されやすくなります。
加湿器は、簡単に湿度を調整できる便利なアイテムです。最近では、過度な湿度にならないように自動で湿度を調整できる加湿器ものもあります。また、湿度が上がりすぎるとウイルスが活発になりやすいため、窓を少し開けて空気を入れ替えるなど、適度な換気も心がけましょう。
加湿のしすぎには要注意
湿度を高く保ちすぎると、カビが発生しやすくなり、健康に悪影響を与える可能性があります。加湿器を使う際には、フィルターの清掃や定期的なメンテナンスも重要です。加湿しすぎないように、適切な湿度管理を心がけ、赤ちゃんが過ごしやすい環境を整えましょう。
肌荒れから守るためには念入りに保湿しましょう
赤ちゃんを肌荒れから守るためにも、念入りに保湿し、スキンケアも普段の生活の中で取り入れましょう。
この記事は民間の保健師が監修を行っており、 医療や健康に関する情報が含まれています。
しかし、この記事の情報は一般的な知識やアドバイスを提供するものであり、必ずしも全ての状況や個人に当てはまるとは限りません。
そのため、この記事の内容を参考にする際には、信頼できる医療機関やかかりつけの医師に確認し、 専門家の指導を受けることをお勧めします。