産後の身体の痛い!つらい!の解消方法​

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産後のママは身体が痛かったり、精神的にもしんどかったり、本当に大変です。いろいろ悩みがあるけど、赤ちゃんのことを優先させ、「自分はママだからしっかりしないと」と気を張っているママも多いのではないでしょうか。今回の記事ではそんなママさんに向けて、産後の痛い!つらい!の対処方法を解説します。​

産後のママが痛い・つらいこと​

出産後のママが感じる身体の不調には、次のようなものがあります。​

① 後陣痛​
赤ちゃんを産んだ後、子宮がもとに戻ろうとするために「後陣痛(こうじんつう)」という痛みが起こります。これは収縮による痛みで、特に授乳中に強く感じることが多いです。出産後数日から1か月ほど続く場合があります。​

② 足のむくみ​
出産後のママは、妊娠中に体内に溜まった余分な水分が原因で足がむくみやすくなります。また、産後すぐは体を動かす機会が減ることもむくみの原因の一つです。​

③ 便秘​
妊娠中から便秘に悩む方も多いですが、出産後も便秘に悩むケースが少なくありません。ホルモンの影響や出産時の筋肉の損傷などで、便秘が起こりやすくなります。​

④ 貧血
出産による出血で血液が不足し、産後に貧血になるママもいます。貧血になると、疲れやすくなったり、めまいや息切れが起こったりすることがあります。​

⑤ 骨盤のぐらつき​
妊娠や出産によって骨盤が広がったりゆがんだりするため、骨盤が安定しない感じがします。歩きにくくなったり、腰や背中が痛くなったりすることもあります。​

⑥ 足がつる​
産後は栄養不足や体力の低下、さらには赤ちゃんのお世話で無理な体勢を取ることが多いため、足がつりやすくなることがあります。​

産後のママの身体のトラブルの対処法​

① 後陣痛の対処法​
後陣痛がつらいときは、痛み止めの薬を飲むことが有効です。医師に相談して、授乳中でも飲める痛み止めを処方してもらいましょう。また、痛みがある箇所を温めると血行が良くなり、痛みが和らぐことがあります。温めるときは、タオルを使ったり、湯たんぽを使ったり、やけどしない温度に調整しましょう。​

② 足のむくみの対処法​
むくみを解消するためには、足のマッサージが効果的です。優しく下から上に向かって足をさすったり、足首を回したりして血行を促しましょう。また、着圧ソックスを履くと、圧力がかかって血流が良くなり、むくみの予防にもなります。​

③ 便秘の対処法​
便秘が気になるときは、こまめに水分を摂ることが大切です。水だけでなく、温かいお茶やスープなどを摂ると腸が活発に動きやすくなります。また、食事の際にはよく噛んでゆっくり食べることを心がけ、消化を助けましょう。​

④ 貧血の対処法​
貧血が気になる場合、鉄分を含む食材を積極的に摂りましょう。ほうれん草やレバー、ひじきなどが鉄分を多く含んでいます。また、ビタミンCも一緒に摂ることで、鉄分の吸収が高まるので効果的です。


⑤ 骨盤のぐらつきの対処法​
骨盤のぐらつきを抑えるために、骨盤ベルトを使うことが効果的です。産後用の骨盤ベルトは骨盤をしっかりサポートし、無理のない姿勢を保つのに役立ちます。また、立ったり座ったりするときには、おへそを軽く引き上げるように意識することで、骨盤を安定させやすくなります。​

⑥ 足がつることの対処法​
足がつるときは、抱っこの姿勢が負担になっているかもしれません。足を適度にマッサージしたり、運動したりして足の血行をよくすることで予防できる可能性があります。具体的には、お風呂上がりにアキレス腱を伸ばす、足を冷やさないようにすると良いでしょう。​
気になる症状があるときは医師や助産師などに相談しましょう​

身体の中の痛み・つらいことに困ったら専門家にも相談してみてください​

産後の体の不調や痛みが続く場合や、日常生活に支障が出ているときは、一人で悩まずに医師や助産師などの専門家に相談しましょう。赤ちゃんのお世話と同時に自分の体のケアも大切です。専門家にアドバイスをもらうことで、少しでも身体の負担を減らせる方法が見つかるかもしれません。​

※この記事は、民間の保健師が監修を行っており、 医療や健康に関する情報が含まれています。
しかし、この記事の情報は一般的な知識やアドバイスを提供するものであり、必ずしも全ての状況や個人に当てはまるとは限りません。
そのため、この記事の内容を参考にする際には、信頼できる医療機関やかかりつけの医師に確認し、 専門家の指導を受けることをお勧めします。