「母乳が出ないときはミルクの活用も一手」 コツを抑えてお悩み解消!​

離乳食・ミルク

母乳で赤ちゃんを育てよう!そう思ったときに、母乳が出ないとママは悩んでしまいますね。でも、落ち込んだり、悩みすぎたりしなくて大丈夫です。今回の記事では、母乳が出ない理由と母乳が出るようになるコツをお伝えします。​

産後に母乳の出が悪いと感じるのには、いくつかの理由があります。原因を知ることで、解決に近づく一歩となります。​

理由① ホルモンバランスの変化
出産後、ホルモンバランスが大きく変わります。母乳を分泌するホルモンであるプロラクチンやオキシトシンのバランスが不安定になると、母乳の量が少なくなることがあります。​

理由② ストレス
育児や生活の変化によるストレスは母乳の出を抑制することがあります。心がリラックスできないとホルモンの分泌が滞り、母乳の出が悪くなることがあるため、できるだけストレスを減らす工夫が大切です。​

理由③ 病気
甲状腺の異常や貧血などの体調不良も母乳の分泌に影響を与えることがあります。出産時の大量出血があった場合も、体の回復に時間がかかり、母乳の出が悪くなることがあるため、医師に相談して早めに対応することが大切です。​

コツを抑えて、悩みを解消しよう!​

母乳の出が悪いときは、次のポイントを意識してみましょう。日常生活の中で取り入れやすい工夫ばかりですので、少しずつ実践していきましょう。​

体を温めて、胸のマッサージをする
冷えは母乳の出を妨げる要因のひとつです。お風呂や温かいタオルを使って体を温め、胸を優しくマッサージして血流を促しましょう。授乳の前に行うと、さらに効果的です。​

また、おっぱいマッサージは出産後からはじめることが多いですが、産後スムーズに母乳を出すために、産前からケアを始めるのがおすすめです。尚、産前から始める場合は、妊娠後期(10ヶ月目(37週目)以降)からがおすすめです。​
ただし、妊娠後期であっても身体の状態は人によって異なるため、医師や助産師さんに相談してから始めるようにしましょう。​

ストレスを軽減する
育児の合間に深呼吸をしたり、自分の好きな音楽を聴いたりするだけでもストレスの軽減につながります。家族や友人と会話をするなどして、気分転換を心がけましょう。​

授乳を定期的に行う
赤ちゃんが吸うことで母乳の分泌が促進されるため、母乳が少ないと感じても定期的に授乳をしてみましょう。授乳のリズムを整えることで体も母乳の出を増やしてくれるようになります。​

温かい飲み物をこまめに摂取する
温かい飲み物を飲むことで体が温まり、母乳が出やすくなります。ノンカフェインのハーブティーやリラックスできる飲み物を取り入れてみましょう。​

お昼寝や根菜類を取り入れる
お昼寝は疲れを癒し、体力回復にも効果的です。また、にんじんやごぼうなどの根菜類は体を温める食材とされており、積極的に摂るとよいでしょう。​

鉄分を意識して休息をとる
鉄分は母乳の分泌に欠かせない栄養素です。ほうれん草やひじき、レバーなど鉄分の多い食材を意識して取り入れてみましょう。医師に相談の上で、鉄分サプリも活用しつつ、体の調子を整えましょう。​

搾乳して母乳を保つ
授乳の間隔が長くなるときには搾乳を行うと、母乳の出を促進することができます。搾乳は乳腺の働きを助けるとともに、母乳の量を維持するのにも役立ちます。​

母乳だけで足りない場合はミルクの併用も考えてみては?​

今回ご紹介した方法でも母乳が出なくて悩んでいるママさんは、乳児用ミルクも検討してみましょう。​

この記事は、民間の保健師が監修を行っており、 医療や健康に関する情報が含まれています。しかし、この記事の情報は一般的な知識やアドバイスを提供するものであり、必ずしも全ての状況や個人に当てはまるとは限りません。そのため、この記事の内容を参考にする際には、信頼できる医療機関やかかりつけの医師に確認し、 専門家の指導を受けることをお勧めします。