赤ちゃんは、よく泣くものです。今回の記事では赤ちゃんが泣いてしまう理由とその対処法を解説します。
まずは体調不良ではないか確認しよう!
赤ちゃんが激しく泣き続けていたり、抱っこしても泣き止まなかったりする場合、最初に体調不良の可能性を確認することが重要です。普段と違う泣き方や様子に気づいたときには、以下の点をチェックしてみましょう。
体調不良の場合
- 発熱がある場合:体温が高いときは、医師に相談しましょう。
- 咳や鼻づまりの場合:風邪の症状がある場合、医師の指示に従い、加湿して室内の湿度を保ったり、部屋の換気を行って空気の入れ替えをしたり、呼吸しやすい工夫をします。
- 湿疹やかゆみがある場合:湿疹や発疹などでかゆがっている場合は、肌を清潔に保ち、適切な保湿を心がけましょう。ひどい場合は皮膚科での診察を受けることを検討してください。
不快・不安感の場合
- お腹が空いている場合:赤ちゃんが空腹で泣いているときは、母乳やミルクを与えて満足できるようにします。授乳後、赤ちゃんはリラックスし、安心して眠ることも多いです。
- オムツが濡れている場合:定期的にオムツを交換し、お尻が乾いて快適な状態を保つことで、赤ちゃんは不快感から解放されます。
- 眠いのに眠れない場合:寝かせる場所を薄暗くし、抱っこや優しく揺らすことで安心感を与えます。また、静かな環境を整えたり、おくるみで包んで落ち着かせたりするのも効果的です。
泣き止ませ用のおもちゃの例
赤ちゃんは月齢別に安心感を感じること、集中することが変わります。「何をしても泣きやまない」そんなときには月齢別に違う方法を試してみましょう。
5,6か月編
- 触覚と声で安心感を与える
- 5~6カ月の赤ちゃんは、周囲への興味が高まり、触覚や聴覚での刺激が安心につながります。赤ちゃんの手に小さなぬいぐるみや柔らかいおもちゃを握らせると、触感で安心感を与えることができます。また、家族の声を聞くことで落ち着くことが多いため、優しく話しかけたり、名前を呼んでみましょう。抱っこをしながら軽く背中をトントンするのも効果的です。
7,8か月編
- 視覚や聴覚を活用して集中を促す
- この時期になると、赤ちゃんは音や動くものに強い興味を示すようになります。音の出るおもちゃや、振ると鈴が鳴るぬいぐるみ等で気を引き、遊びながら気分転換させてあげましょう。また抱っこしながらゆっくりとリズムをつけて揺らすことも心地よく、赤ちゃんの気持ちを落ち着かせやすくなります。
9~11か月編
- 体を使った遊びで気を引こう
- 9~11カ月になると、赤ちゃんはハイハイやつかまり立ちができるようになり、体を使った遊びがとても効果的です。例えば、「いないいないばあ」や、隠れて現れるかくれんぼ遊びをすると、好奇心を満たされ、泣き止むことが多いです。この時期には、動きに注目しやすい赤ちゃんのために電車のおもちゃも効果的です。
泣いていることは赤ちゃんのSOSかもしれません
赤ちゃんが泣いてしまっていることは、赤ちゃんのSOSかもしれません。まずは体調不良か確認した上で、落ち着いて対応しましょう。
この記事は、民間の保健師が監修を行っており、 医療や健康に関する情報が含まれています。
しかし、この記事の情報は一般的な知識やアドバイスを提供するものであり、必ずしも全ての状況や個人に当てはまるとは限りません。
そのため、この記事の内容を参考にする際には、信頼できる医療機関やかかりつけの医師に確認し、 専門家の指導を受けることをお勧めします。