夏になると、赤ちゃんと水遊びや外遊びなどお出かけする機会が増えますよね。一方で、虫も増える季節です。今回の記事では、赤ちゃんの虫対策は大人と同じでいいの?どんなことをすればいいの?という疑問にお答えします。
赤ちゃんにも虫対策は必要?
赤ちゃんは大人よりも虫に刺されやすい
赤ちゃんは大人に比べ、虫に刺されやすい傾向があります。まず、赤ちゃんの肌は柔らかくて薄く、虫にとっても刺しやすいので、近くにいると狙われやすくなります。また、体温が高く、汗をかきやすいことも要因です。汗のにおいや体温の高さは虫を引き寄せるため、特に虫などが多い場所では赤ちゃんが狙われるリスクが高くなります。
さらに、赤ちゃんは自分で虫を追い払うことができないため、刺されやすくなるのです。虫さされの予防が不十分だと、赤ちゃんの柔らかい肌はすぐに反応し、かゆみや赤みが長引くことが多いため、日常からの対策を心がけましょう。
赤ちゃんは虫刺されが悪化しやすい
赤ちゃんは大人よりも虫刺されが悪化しやすい傾向もあります。まず、赤ちゃんの皮膚は非常にデリケートで、刺激に対して敏感に反応します。虫に刺されるとすぐに赤く腫れて、かゆみも強く現れるため、赤ちゃんは不快に感じやすくなります。また、赤ちゃんは自分の意思で刺された部分をかかないようにすることが難しく、無意識にかくことが多いため、傷口が広がりやすくなります。傷ができると、そこからばい菌が入り込みやすく、化膿(かのう)するリスクも高くなります。こうした理由から、大人に比べて、赤ちゃんの虫刺されは治りにくく、かゆみが長引いたり、傷が悪化することが多いため、早めの対策とケアが重要です。
虫対策は月齢別に準備が必要
虫よけスプレーを使用する前の確認事項
赤ちゃんに虫よけスプレーを使う際は、対象年齢や使用上の注意を必ず確認することが大切です。一般的な虫よけスプレーは、成分が強いため、生後6ヶ月未満の赤ちゃんには使用が推奨されないことが多く、その場合はシールタイプやバンドタイプなど、肌に直接触れないタイプを選ぶと良いでしょう。
また、生後6ヶ月以上の赤ちゃんでも、ディート(DEET)やイカリジンなどの成分が含まれる場合、赤ちゃんの肌に刺激が強すぎることがあるため、低濃度のものを選ぶか、使用量や使用頻度に注意して使うようにしましょう。顔周りにはスプレーしないようにし、手や足など露出している部分だけに使用するなど、赤ちゃんの敏感な肌に配慮することが必要です。
虫よけスプレー以外の対策
虫よけスプレーを使わずに赤ちゃんの虫さされを防ぐ方法もあります。その一つが、肌の露出をできるだけ控えることです。例えば、長袖や長ズボンを着用させて、肌が外気に触れる面積を減らします。夏の暑い時期には通気性の良い薄手の綿素材の服を選ぶことで、熱がこもりにくく、赤ちゃんも快適に過ごせます。
また、蚊が多い場所ではベビーカーに蚊帳(かや)を使うのも効果的です。これにより、赤ちゃんを虫から守りつつ、快適な空間を保てます。さらに、屋内でも網戸や窓の虫よけカバーを活用し、虫の侵入を防ぐ工夫をすることで、赤ちゃんが刺されるリスクを軽減することが可能です
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虫刺されで肌荒れが悪化してしまった場合は早めに通院しましょう!
赤ちゃんは、虫刺されが悪化しやすいです。ママ・パパが赤ちゃんを虫に刺されないように守ってあげることも重要ですが、悪化してしまった場合には早めに病院に行きましょう。
この記事は民間の保健師が監修を行っており、 医療や健康に関する情報が含まれています。
しかし、この記事の情報は一般的な知識やアドバイスを提供するものであり、必ずしも全ての状況や個人に当てはまるとは限りません。
そのため、この記事の内容を参考にする際には、信頼できる医療機関やかかりつけの医師に確認し、 専門家の指導を受けることをお勧めします。