はじめよう、自宅の安全対策!​お風呂・洗面所編

安全対策

自宅の安全対策と一言で言っても、寝室、リビング、お風呂や洗面所など、場所によって必要な対策は異なります。今回の記事では、つかまり立ちを始めるころに注意が必要なお風呂・洗面所でのケガ・事故とこれに対する安全対策を解説します。​

お風呂・洗面所で発生する事故例と対処法​

お風呂・洗面所の事故例

お風呂や洗面所は赤ちゃんにとってとても危険な場所です。特に「つかまり立ち」を始めたばかりの時期には、行動範囲が広がり、さらに好奇心も旺盛になるため、予想外の事故が起きやすいです。このような場所で発生しがちな事故の例を紹介します。​

  • 発生しやすい事故の例
    • 洗剤などの誤飲
      • 赤ちゃんはカラフルなものや新しいものに興味を示しがちです。洗面所やお風呂場には、シャンプーや洗剤など、色や匂いが刺激的なものが多いため、赤ちゃんはこれらを口に入れてしまう可能性があります。例えば、液体洗剤やシャンプーなどは誤飲すると、体調不良や中毒症状を引き起こすこともあります。​
    • 刃物でのケガ
      • 洗面所で使われることが多いカミソリや爪切りなどの刃物も、赤ちゃんにとって大きな危険です。赤ちゃんがつかまり立ちをしている時に手が届く範囲に刃物があると、それをつかんでしまうこともあります。鋭利な物を握ってしまうと、手を切るだけでなく、顔や口が傷つく危険もあります。​
    • 物が落下して打撲
      • 赤ちゃんがつかまり立ちを始めると、さまざまな物に手を伸ばしては触ろうとします。洗面所には歯ブラシホルダーやコップ、スキンケア用品などが置かれていることが多く、それらが落下して赤ちゃんが頭や身体を打つ事故が起こる可能性もあります。​

安全対策として準備すること

お風呂や洗面所は、赤ちゃんにとって意外と危険が潜んでいる場所です。特に、動き回り始めた赤ちゃんは好奇心が旺盛で、手当たり次第にいろいろな物を触り、周囲を探検したがります。このため、転落や転倒、誤飲などのケガのリスクがさまざまに存在します。赤ちゃんの安全を守るためには、事前にしっかりとした対策することが大切です。​

  • ケガの防止のための対策​
    • そもそもベビーサークル・ベビーゲートを使用して勝手に歩き回れないようにする
      • 動き始めた赤ちゃんは、自分であちこち歩き回るようになるため、危険なエリアへの侵入を防ぐのが基本です。そこで便利なのが、ベビーサークルやベビーゲートです。お風呂や洗面所の入り口に設置することで、赤ちゃんが無意識に立ち入ってしまうのを防ぐことができます。赤ちゃんの行動範囲を制限し、安全な場所で遊ばせることができるため、少し目を離す時でも安心です。​
    • 誤飲する可能性がある・危ない小物は手が届かない場所に片づける
      • 洗剤やシャンプーなどの化学製品は高い場所に洗剤や漂白剤などの製品は、キャビネットの上の段や扉の奥に収納し、手が届かないようにします。​
    • カミソリや爪切りなどの刃物はすぐ片付ける
      • 刃物類は赤ちゃんが誤って手に取るとケガの原因になるため、使用後はすぐにしまい、キャビネットの中などに保管する習慣をつけましょう。​
    • 歯磨き粉やスキンケア用品も同様に片付ける
      • 赤ちゃんは小さな容器にも興味を示します。これらのものも、赤ちゃんが開けたり口に含んだりしないよう高い場所に収納するか、チャイルドロックを活用して扉を閉じておきましょう。​
お風呂や洗面所では危険がたくさん。そもそも入れないようにしましょう​

お風呂や洗面所にはそもそも入れないようにし、必要な時に入ることになっても、危ないモノがないように片付けておきましょう。​

※この記事は民間の保健師が監修を行っており、 医療や健康に関する情報が含まれています。
しかし、この記事の情報は一般的な知識やアドバイスを提供するものであり、必ずしも全ての状況や個人に当てはまるとは限りません。
そのため、この記事の内容を参考にする際には、信頼できる医療機関やかかりつけの医師に確認し、 専門家の指導を受けることをお勧めします。